テリーのインタビュー和訳#1「7月のEXTCのギグではGO2以外のXTCの全アルバムから曲をやる!」「音楽の才能以外にも絵も描けるアンディに出来ないことは何も無い。才能があり過ぎてウザいくらい(笑)」
「7月のEXTCのギグではGO2以外のXTCの全アルバムから曲をやる!」
「音楽の才能以外にも絵も描けるアンディに出来ないことは無い。才能があり過ぎてウザい(笑)」
インタビューの要約:
テリーはXTC脱退後にオーストラリアに移住し長年住んでいたため、スウィンドン訛りとオーストラリア訛りが混ざっています。また、アンディのような饒舌でウィットに富んだ知的な話術で周りを魅了するタイプでは無く、使う言葉も非常にシンプル。そして、とってもシャイで謙虚。
- (テリーのインタビューってあまりありませんよね?という質問に)ステージの奥の方に座ってるとあまりスポットライトを浴びないんだよね(笑)
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(初めてあのストーンルームでドラムを叩いた時の感想は?)うわースゲエー!!(笑)ジョン・ボーナムのようにはプレイ出来ないが、これでジョン・ボーナムみたいな音が出せるぞ!
- アンディはライブを嫌がったけど、僕とデイブはライブが大好きでしたよ。コリンも楽しんでたけど、XTCがライブ止めた時はツアーはやっぱりやりたくないと言い出したね。
- EXTCは今年のギグでXTCのGO2を除く、Statue of Liberty等のファーストのアルバムからワスプスターまでの全アルバムから曲を演奏します。XTCがライブで演奏したことがない曲もやる。ライブで聴いたことがない人のために演奏してあげたいんで。King For A Day, Stupidly Happy, Dear God等。
- EXTCのギグは2つセットリストを用意するよ。各1時間づつ。2時間分。
- ポリスとはアメリカとヨーロッパのツアーを一緒にやりましたね。スチュワート・コープランドとは仲良かったですよ。ポリスはお互いより、僕らとの方が仲良かった!(笑)(*その当時、コープランドとスティングの仲は最悪で、アンディによるとステージに上がる前に二人が喧嘩してスティングがコープランドの肋骨を骨折させたとのこと。)
- アンディは絵も描くし、出来ないものなんか無いんですよ。ウザいくらい才能があるんです。(笑)
- トッド・ラングレンとアンディがレコーディング中に衝突したというけど、自分は(スカイラーキングの)あのセッションに参加していなかったけど、僕が参加したレコーディングでは世間で言われてるような、アンディがプロデューサーと口論したとか、嫌悪な雰囲気だったことは全く記憶にないんですよ。フィル・ウェイマンとか、マット・ラングとか、ストラングラーズのプロデューサーだったマーティン・ロシアンとか、スティ−ブ・ナイもアンディと衝突したことは無かったし。アンディがプロデューサーとの関係で問題を起こしたことは全く一度もなかったよ。
- (何故Mummerの時に脱退したのか?)ツアーをやらないことに頭にきていたんですよ。だって、せっかくアルバムを作るのに自分たちがプロモしなかったら誰がするんだ?レコード会社だってXTCがツアーしないから呆れているし。アルバムのツアーをすれば、行った先でラジオ出演したりするわけでしょ。そこでプロモート出来るんですよ。当然、そこで余計な仕事をするわけだけど。アルバムを作る価値があるならプロモしたいと思うでしょ。XTCの方向性に不安を感じてました。アンディがやらないと決めたからね。
- その上、Mummerの曲の大半は全体的にその前のアルバムEnglish Settlementに続くアルバムとしては劣っているように思えたんだよね。それまでの3枚のアルバムに比べて弱いと思ったんです。
- でも、アンディは心の病を抱えていて休息を必要としていたんですよ。休息のあと、作曲に戻ったんだけど、もっと休むことが必要だったのでは....。でも、それは許されなかったんです。
- XTCを辞めて、オーストラリアに移住し、ドラゴンというバンドのドラマーになりましたが、あくまでお金が必要だったから。18ヶ月アルバムも2枚参加してツアーもやったけど、自分には合わないと感じていましたね。彼らは既にバンドとして成立されており、自分は溶け込めない感じがしましたね。それは、XTCとは違った。XTCは、17歳の頃知り合って、一緒に育っていったんですよ。僕ら兄弟のようにずっと一緒だった。あのような友情は大人になってからは作れないよ。若い頃に培った友情とは違うんです。
- オーストラリアではその後ドラゴンを辞めて、工事の仕事をするようになったんだけど、結局結婚もうまくいかなくなって、離婚後、5年前にスウィンドンに戻ってきたんです。そして、コリンが電話をくれて、ソロの音楽を録音するからドラムをやってくれないかと誘われて話にのったんです。
- XTCを辞めたけど、その後も別に彼らに対して嫌悪があったわけではないんですよ。アンディとは昔よりむしろ今のほうが仲が良いし。アンディが当時バリアムを飲んでいたことなんて後々まで知らなかったんですよね。てっきり、彼はただのわがままだと思っていたんです。そんな心の病があるとは知らなかったからね。
- 他のメンバーとも絶交したわけではなく、ずっと何らかの連絡は取っていました。僕は全員と仲が良いですよ。彼らの間は仲が良くないけど。(笑)