XTC Best Band Ever

XTC is the best band ever. Period.

コリンのソロ曲The Hardest Battleの和訳「同調圧力に屈するな。本当の自分を生きるんだ。グズグズせずに今こそ!」詩人カミングスとシェイクスピアの名言から生まれたソロ曲。

The Hardest Battle『最も過酷な戦い』 歌詞和訳 by Miko

コリン・モールディング

youtu.be

 

己に忠実であるとは

真の自分を生きること

自分らしい歌を歌うこと

だから躊躇するな

 

最も過酷な戦いとは

真の自分を生きること

怪物に立ち向かう丘の上

分かるだろう

そこは孤高の地なんだ

 

守護天使が囁いた

カササギだろうが カラスだろうが 

君の見栄だろうが 邪魔をするだろう”と

だが突き進むんだ

この世には自分の居場所があるから大丈夫

 

世間はあらゆる手で迎合させようとする

(戦いを諦めるな)

最も過酷な戦いだが 君の信念は壊されない

 

”己に忠実であれ”

そう言ったあごひげの男 まだ微笑んでるよ

 

奇妙な小鳥 自分の歌を歌ってる

ジャックドーか 鳥の凧か

または自分の住む土地によって 嫌われるだろう 

確かに幾多かあるが...

奥の方には君の居場所があるから大丈夫

 

”己に忠実であれ”

本当の自分を生きよう

自分だけの色にこだわりを持って...

 

今こそ! 

 

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注1「奇妙な鳥」とは?グリフィンのこと。(鷲の翼と上半身、ライオンの下半身をもつ伝説上の生物)シングル The Hardest Battle のカバーアートがそれ。紋章。 
注2 歌詞の意味は?コリンによると『ポケット・ポジティブズ』(Pocket Positives)という本にEEカミングスの言葉があった。“日夜、ありとあらゆる手を使い、あなたをその他大勢の一人にさせようとするこの世の中で、自分以外の何者でもない存在を貫くことは、人間にとってもっとも過酷な戦いである。” これを目にした時、歌に出来るかもと思った。
注3 自分らしく生きることとは?コリンによると、”自分自身を生きること”。ほとんどの人は本当に自分らしい人生を生きていない。心の中では自分自身を生きていない事に対する葛藤がきっとある。若者についてもそう。自分の人生を生きていない。自信があれば、自分らしく生きれる。
注4 ”あごひげの男”とは?シェークスピアのこと。”己に忠実であれ”とは『ハムレット』第1幕、第3場より、老ボローニアスの教訓のひとつ。 人間とは何かを問い続け、数多くの作品を生み出したシェークスピア。”一番大切なことは、己に忠実なれ、この一事を守れば、 あとは夜が昼に続くごとく、万事自然に流れだし、 他人に対しても、いやでも忠実にならざるをえなくなる。”
5嫌われる土地幾つかあるがとは?これについてのコリンの説明はないが、多分、私が思うにスウィンドンの事を言っているのではと思う。スウィンドンはイギリスでもコメディータウンとして愚弄されている。アンディはスウィンドン出身というレッテルが立ちはだかってXTCはイギリスで大成功しなかったと信じている。
この曲に関してはこちらの過去記事のコリンのインタビュー書き起こし訳をご参照ください。

xtc-the-best-band-ever.hatenablog.com