XTC Best Band Ever

XTC is the best band ever. Period.

【インタビュー翻訳】アンディがオリー・ハルソールについて熱く語る!「僕にとってギターの神様みたいなオリーのプレイはサプライズに満ちており、壁とは取り壊すため、音階とはぶち壊すためにあることを教えてくれる!!」

【インタビュー翻訳】アンディがオリー・ハルソールについて熱く語る!「オリーのギターはサプライズに満ちており、壁とは取り壊すため、音階とはぶち壊すためにあることを教えてくれる」

  

PJ:最初にギタリストのオリ―ハルソールを知ったのはいつですか?どのような形でアンディの演奏に影響を与えたのですか?

 

AP:ああ、オリ―には物凄い影響を受けてますよ!影響を受けたトップ3の一人。最初に彼を知ったのはPattoのファーストアルバム。"The Man”というトラックで。Pattoをご存じか知りませんが、確か二枚半本当に優れたアルバムを作ってるんですよ。

それらのアルバムの3、4曲くらいはとにかくびっくりするほど素晴らしい。他の曲はまあまあって感じですが。 少なくともあの当時においては良かった。ファーストが出たのがいつかは分からないけど、70年とか71年あたりかな。

The Manというトラックを聴いたんです。これが、非常にスローでスカスカのトラックで何というか、こう言ったらちょっと失礼だけど、その満たされずに疼いている穴(注:性的な意味)だらけのところが好きでたまらなかったんです。

このトラックのファンクの部分にところどころにある凄く良い感じの穴に満たされぬ疼きを感じるんですよね。それで、「うわー!」と。まだ、10代のガキだったんだけど強い印象が焼きついた。

その後、まったくそのトラックとは正反対のAir Raid Shelterとかを聞きました。そこでのギターときたら、まさに独創的なラン奏法でね。良くあるブルースの溜め込んだようなランではなくてね。みんな揃ってやってた安っぽいクラプトンのコピーみたいないつものブルースリックではなかったんです。そんな風には弾かないんですよ。

オリ―はギタープレイを(ジャズ・サックス奏者の)アルバート·アイラーとかジョン·コルトレーンかのように聴かせたんですね。ギタープレイヤーと言うより滑らかなピアノプレイヤーみたいに。

彼のギタープレイを耳にした途端、"ああ、こういうプレイができるようにならないと!"って思ったんです。今だにそう。たいていの夜は座ってギターを手にするんですが、今でも知らないうちにオリ―っぽいギターを弾き始めちゃうわけ。

 

PJ:アンディの音楽に取り入れたのはオリ―のどういう面ですか?

 

AP:サプライズ。それと、壁は取り壊すため、音階はぶち壊すためにある、という所。サプライズ感とは溢れる喜び。

ちょうど、綺麗な箱に包まれたギフトのようなものですよ。箱を開ける時に何が入っているか分かっているつもりなわけ。でも、実際に開けてみて「おー、凄い!うわー!見て!一体どうやってこの箱に潜り込んだ?なんて素敵なサプライズ!

オリ―の演奏はそういうサプライズばかり。それを僕もやろうとしているんです。というか、それをずっと試みてきました。作曲と演奏の両面において。

Pattoを知らないかも知れないので、説明すると、いくつか酷いレコードを作っていますが最初の二枚が良いんですよ。 確か、ファーストがただPattoというアルバム名で、セカンドはHold Your Fireだっと思います。 Pattoという名前はヴォーカルのマイク・パトという名前から取ってあるんですね。凄い悲劇のバンド。

マイク・パトは咽喉癌で亡くなり、次にオリ―・ハルソールが確か薬物過剰摂取で亡くなっています。ベーシスト(クライヴ·グリフィス)は自動車衝突事故に遭い、自分がバンドをやっていたことも記憶になく車椅子生活です。 唯一、健在って感じのメンバーはザ·ラトルズのドラマーだけ!バリー・ウォム役のジョン·ハルシーですよ。

だから、オリーハルソールとジョン·ハルシー。 悲劇のバンドだったけど、なにしろオリ―がプレイしてるからね。YouTubeにちょこっとオリ―の動画が上がっていますよ。音質は素晴らしいとは言えませんが、観ればいかにオリ―が音楽における壁を取り壊そうとしていたかが分かりますよ。

 

PopDose:実は、その質問をしたインタビュアーは、ラトルズとデュークスオブストラトスフィアの”半”類似性について気が付いたようでした。

 

AP:そう、ラトルズが僕らを完コピしたと思いたい!

 

オリーについてのアンディとファンのツイート: