XTC Best Band Ever

XTC is the best band ever. Period.

XTC - No Language in Our Lungs

XTC - No Language In Our Lungs - 1980

僕らの肺には言葉がない

感情を伝えるための言葉がない

思考と言語との橋渡しがない

精神と言語のリンクがない

思った事を吐き出せない

僕らの肺には言葉がないから

僕らの舌には筋肉がない

心にあることを伝える筋肉がない

この世に残せるものは何もない

言葉を刻んだ墓石だけ

骨と化す前に話すチャンスもない

僕らの舌には筋肉がないから

言葉を自在に操り世界を制覇したと思った

言いたいことを思い通りに話せると思った

一瞬、その確信は剣に姿を変え

立ちはだかる悩みを片っ端から断ち切れたはずだった

十字軍のように勇敢で

ライオンハート、聖地の侵略軍のごとく怖いもの無しに思えた

ところが、現実は、誰一人として本当に言いたいことが言えない状態さ

僕自身、あの日いきなり口が利けなくなってしまった

だからこの曲も本当はインストルメンタルにするはずが

言葉が邪魔をしたんだよ…

僕らには言葉がない…

僕らの肺には言葉がない

心にあることを伝える言葉が

この世に残せるものは何もない

言葉を刻んだ墓石だけ

骨と化す前に話すチャンスもない

僕らの肺には言葉がないから...

アンディ: "The weird thing is that this is about the fallibility of language and that you can't say what you mean. Yet it was one of the few songs where I actually said what I wanted to say. I was really proud of the line, 'I would have made this instrumental but the words got in the way.' That's the essence of the song."

「おかしなことに、ここでは、言語の不確実さと、言いたいことを伝えられないことを歌っているのに、言いたいことを本当に言えた数少ない歌のうちのひとつなんです。'本当は、この曲をインスツルメンタルナンバーにしても良かったのだが言葉が邪魔をして出来なかった'という歌詞の部分を非常に誇りに思っています。ここがこの歌の真髄なんです。

Coat of Many Cupboardsの素晴らしいライナーノーツの著者 Harrison Sherwoodはこう語る "He's singing about singing, if you like - or singing about how useless it is to sing about anything but singing. There are no words that we can say, he tells us (using, uh, words), that can adequate express what's in our hearts. So there is no point in singing, is there? Ah, but he keeps singing anyway, doesn't he...(中略)This, he tells us, is the language that's in our lungs. We have metaphor. We have poetry. We have art. He would have made it instrumental...But-but-but-but-but..."

「言ってみれば、パートリッジは歌うことについて歌っている。または、歌うこと意外のことについて歌うことの無意味さを歌っている。彼は訴える、自分たちの心を満足に表現出来る言葉はない(と、言葉を使いながら)。だったら、歌うことに何か意味があるのか?うーん、それでも、パートリッジは歌い続けるんだよね。(中略)彼は更に続ける、これこそが皆の肺に存在する言語なんだと。それは、メタファーであったり、詩であったり、芸術であったりする。彼は、この歌をインスツルメンタルにしただろうに、でも、でも…」