XTC Best Band Ever

XTC is the best band ever. Period.

XTC - 1000 Umbrellas

一千本の傘を

仰向けにしてもこんなに一杯の雨は入りきれない

それは この頭からびっしょり流れ落ちる雨

きみが二人はおしまいねと告げた時

ぼくは泣いて

涙の河で下流まで押し流され

惨めという町に辿り着くまで泣いた

惨めという町

惨めという町

一千個のティーカップでも

こんなにいっぱいの湯水は入りきれないはずだ

それは この瞳からこぼれたんだ

二人が喧嘩した時

今はもう気も狂わんばかり

壁紙がロードマップに見える

「惨め」という最終地点を示してる

よくも そんな風ににっこり笑って天気予報できるね

「天気は のち晴れ」

「貴方はすぐに彼女を忘れるでしょう」

「明るい日差しを浴びれば」なんて言って

どうしてそんな風ににっこり笑って天気予測できるんだい

「天気は のち晴れ」なんて、

一度も女性にふられたことなどないくせに

やっと景色が黄金に輝き始めたと思ったら

一千本の傘がパッと開いて眺めが台無しとなる

100万の塩水湖を

学校の地図帳で見たことを思い出す

この涙で塩水が地図帳から溢れ出すかも

サニー・ジムでさえその湖は広大で跳び越せない

一体どうしたら喜べるのか

町の鍵をもらったとしても

それが「惨め」という名の町だったら

「惨め」という名の町だったら

モップとバケツを手に

彼女のことは忘れて

モップをかけてふき取ろう

涙で水浸しになったところを

そうすれば道化師がこっそり忍び入り

ぼくの心を支配した君主を倒してくれるさ

「惨め」という名の君主を

よくも そんな風ににっこり笑って天気予報できるね

「天気は のち晴れ」

「貴方はすぐに彼女を忘れるでしょう」

「明るい日差しを浴びれば」なんて言って

どうしたらそんな風ににっこり笑って天気予測できるんだい

「天気は のち晴れ」なんて

一度も女性にふられたことがないくせに

やっと空が梅雨明けの青空になったと思ったのに

一千本の傘がパッと開き

二千本の傘がパッと開き

遂に一万本の傘が開いて ぼくの眺めが台無しとなる...

*Crawling the wallpaper: "Crawl up the wall(苛立つ、気が立つ、狂いそうなほどイライラする)"と同義。