アンディ「売れる曲なんて簡単に作れるが、そんなクソみたいな曲を打算で作ってどうやって夜眠れるんだい？」
XTC - アンディ・パートリッジ 1989年インタビュー
Chris Hunt - Interview with Andy Partridge
パートリッジの今まで蓄えてきた3万ポンドの貯金、そしてヴァージンからの著作権料の前払い金である25万ポンド。それが4年に渡る法廷闘争の資金となってしまった今、パートリッジに必要なのは世界的な大ヒット曲を出し、現金の入ったレジを鳴らし始めることではないかと思いきや、どうやら違うらしい。
ヒット曲を作ろうとしたけどダメ。ヒット曲を作ることは可能ですよ。
売れるシングルを作るのは簡単…。でも、一体どうやったら「よくもクソみたいな曲を打算で作ってるな！平気で！」という良心の呵責を感じながら、一日を終え、寝室のドアを閉め、寝床に就いて眠りにつく...なんてことが出来るんだ？そんなこと出来ませんよ! 巷にはそういう事が出来る奴がたくさんいるけど、僕にはムリ。 ベッドに座り、「これみんな本当にクズみたいな曲ばかり。しかも俺の名前で売られてるんだ
」と思うわけです。
僕は自分の曲を信じる事ができなければならないんです.。信じられない曲などレコーディングしないし、ましてや、レコードにして、ヒットチャートに乗せるなんてありえないです。僕たちは自分達の音楽を信じているからこそ作っているのであって、それで、たまたま人々がその音楽を好きになってくれるなら--それはそれで嬉しい偶然なんです。
