最近のアンディ・パートリッジの呟き
マイクケネリー(正しくはキニーリー)がアンディに「このレビューでユアハウスがブライアンウィルソンのサーフスアップを彷彿と言ってるよ。僕はもう引退するよ」アンディ「やめろー。そんなに褒めるから、"照れる"機能が破壊しちゃったじゃないか」
自分のリミックスが悪いのか心配してる。スティーブリリーホワイトにファンが「多分再度リミックスすればアンディのレーベルAPEから(合法的に)デジタルでリリースできるから？」アンディ「ある一定の期間で(その期間だけ原盤権を譲り受けたので)過去のアルバムで色々やりたい事が出来るんだ」
インタビュア「それは責任回避では？」アンディ「人類はこの世を良くする手立てが見つからないわけではない。でも、人類はまだ自分達をコントロール出来る程賢いとは思わない。僕は全く人類を信用していないね、正直に言うと」
プレジデントキルアゲインの歌について：選挙投票しない主義のアンディ「投票したいなら望む候補者に投票すれば良い。でも事態は変わらないよということ。人にそのようなパワーを与える事に加担したくない。投票を欲しがる種類の人間がいる。政治家であるだけでそいつに投票すべきではない理由となる」
アンディ「天国とはそういう所だと思う。天国とは人を傷つけない場所」インタビュア「すると、無神論者アンディ·パートリッジは天国を信じているのか？」アンディ「そう。天国とはここ。今この瞬間。生きているここが天国と地獄。すべてメタファーに過ぎない」
アンディ「アースリーデライツは自分の子供へのメッセージ。生まれる誰かへの歓迎の歌。僕は"いらっしゃいませ、ホリデーインへようこそ！”ってホテルのロビーで出迎える。”ここは人生です。どうぞ、お入りください。やりたいことはご自由にどうぞ。ただし他のお客様を傷つける事はお止め下さい”」
アンディ「O&Lは実は凄くシンプルなサウンドのレコードにしたかった。その意図は録音中に失われ、むしろ何層にも重ねた高密度サウンドと化した。プロデューサー等の周囲の熱意に押されてしまった。結果的に、XTCの最初の数枚のアルバム以来初めて人々が実際に聞きたがるようなアルバムになった」
ロスで5か月レコーディング中一度も外へ出なかったと言うアンディ「僕は本当にアンチ太陽。ロスは自分が夢に見るような場所ではない。あそこでは何かを見たり聞いたりするたび 'ぎゃあああ！'って感じ。天候から人に至るまで全て。正直なところロス住民が言う事は何も信じられない」
Oranges & LemonsgはXTCでも異色のアルバム。アメリカの青い空にカラッと乾いた日差しを感じる。でも、そうは言ってもやはりXTC、最も英国らしいバンドと言われるだけあり、湿った翳りも所々で感じるね。O&Lの録音の時はアンディは家族同伴で数か月カリフォルニアに滞在した
アップルヴィーナスを聴きながらBBQしてるファンの写真を見て:アンディ「うまそう...(スペアリブを)バリッ、ペッ...グスン...ゴクッ...うーーーーん...もっとボリュームアップして」
ファン「今まで書いた曲のトップ5は？」アンディ「EASTER THEATRE,ROOK,MAN WHO SAILED...SEAGULLS SCREAMING...CHALKHILLS AND CHILDREN...今週のトップ5」
ファン「このPVのドラマーは誰？シルエットしか見えない」アンディ「 E I E I Owen {イアン・グレゴリー}だよ。顔を見せてないのはテリーが脱退したのかと思われたくなかったから。でも、最初のDUKESのメンバー」
ファン「マイルスケインのアルバムのアンディのコラボ曲好きです。これで、ちゃんといくらかお金がアンディにも届けられるよう願っています」アンディ「あの人たち、アルバムコピーさえ送ってくれてないんですけどね」
ファン「今気が付いたのだが、XTCのStanding in for Joe（コリン作）のメロディラインはSteely DanのBarrytownのコピーだ。偶然なのか？」アンディ「それと、歌のテーマはバール・アイヴィスの題名が思い出せない歌のコピー」
アンディにバッタリ会ったラッキーファン「スウィンドンの生活でめったにない喜び。それは地元スーパーでアンディ・パートリッジに会うこと。49歳だけどまだ熱狂ファン」アンディ「さっきはどうも。あの後、どうなったのか知りたいならば、僕らフェアトレードのダークチョコを買う事にしました」
本日のアンディ・パートリッジの呟き「ノンサッチの5.1サラウンドサウンド盤はもうすぐ出るよ。今日は、スティーブン·ウィルソンの手によるDRUMS AND WIRESの新しいステレオ·ミックスを一日中ヘッドフォンで聴いてた。実に良い」
アンディ・パートリッジ「レノンが死んだ日、XTCはリバプールでギグをした。レインと歌の形が似ているタワーズオブロンドンの終結部でレインの歌へと移行した。悲しみで心が引き裂かれそうで、涙が頬を伝って流れたっけ。すごく変な感覚だった」
アンディ「レインはイギリス人の精神を示唆してる。アメリカンサイケはドロドロしていてA級ドラッグにうんざりする程濃い政治色。イギリスサイケはもっと穏やかでコミカル。アリスとハーマイオニーという二人の女の子がテムズ川の辺でばかでかい水仙と紫の煙の爆弾に囲まれピクニックしてるイメージ」
アンディ「レインのリリックは、支離滅裂で辛辣な童謡といったところ。純真ないわゆる'俺たち'VS'あいつら'。 'あいつら'とはつまり常識あるまともな人間達 - 雨、太陽、そして生きる上で出逢う全ての素晴らしい陳腐さから逃れてるあいつら。果たして生きているかさえ分からないあいつら」
アンディ「ビートルズは、レインで録音速度に手を加え始めた。ドラムサウンドはこれまでにないくらいに大きく、強い打ち方。これより凄いスネア音って聴いたことある？」
翻訳注：共感覚とは：神経系の働きで、一定の刺激が異なる刺激を引き起こす。数字や文字、音などがある特定の色や味の感覚を呼び覚ます。共感覚者には、カンディンスキー（画家）、リスト（作曲家）などがいる。
アンディ「僕は共感覚な所があって、この曲を聞くたびにブロンズの色が見えてくる。ギターは、まるで2枚の古代ギリシャの盾が閃光を放し、お互いに激しくぶつかり合ってるよう。ベースは素晴らしく誇示されている。このような優れたベースサウンドを出していた唯一のレコードはタムラモータウンだけ」
アンディ「（古いビートルズの死後）彼らは外の世界に目を向け次の方向としてサイケデリックを考えた。必然的に破滅の一途をたどる。僕が、レインを初めて聴いたのは13のとき。スウィンドンのユースクラブのラジオで。曲が終わらないうちに既に一緒に歌ってた。逆回転のボーカルに戸惑った」
アンディ·パートリッジ「この曲について話し出したら無限に続けられる。僕にとってRainが象徴するものは、2本のギター、ベース、ドラムで作り得る限りの音楽をやりつくしてエベレストの頂点に辿り着いた当時の古いビートルズが遂げた壮大なる大爆死だ」
アンディ・パートリッジが大好きなビートルズの曲：レインについて味のある解説をしています。タイトル”リンゴの偉大なるドラミングが引き起こす反体制サウンドの豪雨”
現在、アンディ・パートリッジのビートルズについての過去発言をあと40分くらいランダムに翻訳。
ファン「ヘルター・スケルターのレノンのひでえベースプレイに文句言う人っていないな...（他の楽器がうるさ過ぎ？）」アンディ「まったくその通り。聴こえない。レノンがベーシストになれるワケがない。誰かに服従するような人間じゃなかったから」
アンディ・パートリッジ「（ジョージの）オール・シングス・マスト・パスがあのような（ビートルズ風）サウンドになったのはレノンとポールがビートルズのアルバムには入れてくれなかった曲ばかりだから」
アンディ「（好きなポールの作品は）RAMだが、時にはポールはレノンに ”俺はもっとすごい曲作ったぞ” と言われないとダメ。RAM.But he needs a Lennon to say I've got a better song than that, now and then
サマーズコードゥロンのこの部分を朗読するとアンディパートリッジの詩人的なセンスの良さわかるよ。脚韻、頭韻、母韻、子韻と完璧過ぎ。気持ちが良い。
サマーズコードゥロンの歌詞、特にここ凄い Me, I’m found floating round and round Like a bug in brandy in this big bronze cup Drowning here in summer’s cauldron"
10.11.2011 アンディ「JudeeのTHE KISSを聴くといつも大量の涙が出て仕方がない。チクショウ、どうしてだ？」Judee's THE KISS has me in floods of tears every time,why the fuck is that?
アンディ「70年代のブーツにデニム·フレアのカッコしたカリフォルニアウエスト·コースト風の陳腐な音楽やってた他の連中とは比べ物にならない。そんなやつらにはサボテンでも食わせておけ。ジュディシルは並外れて凄い」
アンディ「ジュディシルは凄い。聴いていない人は彼女のアルバム Judee Sillか、その次の（こっちの方が僕は良いと思う） Heart Foodを買うべき！彼女は女性版ブライアンウィルソン、又はブライアンウィルソンが男性版ジュディシル。もう本当に素晴らしい。本当に素晴らしい」
アンディ「ジュディシルはブライアン·ウィルソンの女性版であり、12弦ギターと彼女の唇から流れ出る歌付きJ.S.バッハだ」
