【スウィンドン旅行記】XTCの出身地スウィンドンに行って実感:Big Expressはスウィンドンの町をコンセプトにしたアルバムだ、Red Dreamなんかスウィンドンの夜の町そのまま....
【スウィンドン旅行記】XTCの出身地スウィンドンに行って実感:Big Expressはスウィンドンの町をコンセプトにしたアルバムだ、Red Dreamなんかスウィンドンの夜の町そのまま....
先月12月2週間程愛するイギリスに旅行した。ロンドン、ロンドンの周辺、お城めぐり。そういう話は珍しくないので、ここは割愛する。
ストーンヘッジはつまらんと言われていたが、行ったら結構感動した。寒かったが。
旅行中、雨、暴風が多かったが、スウィンドンにいた2日間は過ごし良い気候で助かった。 記憶が薄れないうちにスウィンドンを旅した思い出を書き留めておこう。 スウィンドンで訪れた(あるいはただ写真を撮った)スポット:
宿泊したのはHoliday Inn Express(本当は素敵なBed & Breakfastに泊まりたかったが、空室無しだった。早めに予約しないとダメ。)
駅の近くだし、食事や買い物も(大型アウトレットもそば)スーパー便利。 フロントデスクの男性と女性がいきなり「日本人ですか?」日本語で話しかけてきたのでびっくり。二人とも日本が片言で話せた。非常に親切な人達だった。
早速、次の日、鉄道博物館(Steam Museum of The Great Western Railways)へ。
ホテルから徒歩で約5分くらい。
グレート・ウェスタン鉄道を記念する博物館: グレートウェスタン鉄道工場とは、1841年にグレート・ウェスタン鉄道が建設したスウィンドンの鉄道工場である。機関車物館となっている。の製造は、1965年に終了した。工場自体は1986年に廃止されたが、建物の1つが現在博物館となっている。
博物館へ行く道はブルネル作業員が住んでいた住宅街
歴史は、1840年にグレートウェスタン鉄道がスウィンドンに開通して街が拡大。ちょうど産業革命さなかだった。駅の近くにグレートウェスタン鉄道工場が開かれ、スウィンドンの主要な産業になり、小さな市場の町から鉄道の町へと変えた。人口は急増し、医療・教育施設を充実させた。
工場の全盛期には、およそ1万4千人の工員を雇用。工場の広さは約45,500平方メートル以上もあった。当時の街の人口は約5万人だ。スウィンドンの町がいかにその存続と繁栄をこの産業に依存していたかがわかる。
個人的には、機関車等にはまったく興味がない。XTCのBig Expressのアルバムのコンセプトの元になった“スウィンドンの鉄道”を一度見ておきたかっただけで、ほとんど期待していなかった。しかし、これは見ごたえがあった。単純に面白かった。全部を見て回るのに2時間たっぷり掛かった。
これはBig Expressの裏ジャケと同じ?!?
当時の工場内の工具、機械装置、工程等(ロウ人形で作った工員たちも含め)が再現されて展示されている。
また、展示場にはビデオがあちらこちらに設置してあり、元工員たちが、当時のけが人続出の非常にきつい労働状態について、また機関車がいかに製作されるか証言しており、非常に興味深かった。
【 こ、これは…! 当然、脳内ではずっとBig Expressの曲、特に"Train Running Low On Soul Coal"がリピートしていて、ああ、アンディがこの曲を書いた時にこういうイメージを思い浮かべていたんだなあと余計に味わい深かった。 「はー、疲れた」と、何気なくもたれかかったロウ人形のおじさんがホコリ臭かった 次に向かったのはアンディがコリンが初めて出合った楽器店Kempster & Son: 初日は閉まっていた。 次の日に再び…。 店員(名前聞くの忘れた)の男性と旦那様が私が店内の写真を撮っている間、ヘビメタの話で盛り上がっていた。その人が「やあ、この店にしょっちゅうXTCのメンバー来ますよ」と言い出したので、すかさず私が横入り! 私「アンディパートリッジがしょっちゅう来るんですか?」 店員「いや、アンディの場合、ここに電話で注文が来ますね。それで、店主のジェフが届けてるんですが。彼の家はこのあたりにあるらしくて、ジェフが彼の家の前をどうせ通るからその時に届けてるんですよ」 私「デイブグレゴリーは?」 店員「デイブもしょっちゅう来ます。デイブは、ギターの弦とか、(何とかの)スイッチとか買いに来る。ギターはあまり買わないですね。部品だね。あと、楽器とか修理するのに、ここの二階に行ってやってます」 私「コリンモールディングは来ます?」 店員「コリンはあまり見かけないなあ。あと、あの頭がこう(と言って、頭が禿げているゼスチャー)なっている人で...」 私「バリーアンドリュース?」 店員「そうそう!バリーがちょくちょく来店してますよ。何かのレコーディングやっているらしくて、その関連の部品とか買い求めに来ていますよ」 お土産で買ったピック Swindon Advertiser (アンディが短期間務めていた広告店)
スウィンドンのショッピングモール
たまに米とか日本からアンディ家にファンが押しかけるそうだが。アンディは愛想良くドアを開けるが、心では“こいつ死ね、死ね、死ね!”と罵っているそうw。でも、機嫌が良いと、ファンを家に入れてお茶を飲んだりする。 私と旦那様も、こっそりアンディの家を見てきたが(住所は内緒)、迷惑掛けたくないのでドアを叩いたりはしなかった。こじんまりした庶民らしい小さな通りの、信じられないほど質素な小さな連棟住宅だった。ドアが右側に合って、左側に出窓がある二階家。屋根裏部屋もある。もう夜だったので、家の中には明かりが灯っていた。小さな門があって、そのそばに(次の日がゴミの日だったらしく)確か緑色のリサイクル箱が置いてあって、紙が入っていた。旦那様が「おい、なんか紙が入ってるぞ、もらっていけ」と言ったが、それはちょっとストーカーそのものなのでやらなかった。そこまで頭おかしくないですから。隣の住人がゴミを出しに出て来たので、怪しいものと思われないように写真を撮った後、さっさと立ち去った。 今年もまた行きたい!スウィンドン!