XTC Best Band Ever

XTC is the best band ever. Period.

TC&I コリン ”XTC再結成は絶対に無いとは言えない”、”一人のレコーディングは孤独。誰かと一緒にやる方が良い” テリー:”コリンに強く押されて一緒に組むことに”

TC&I BBCラジオインタビュー 書き起こし訳

 

 

コリン ”XTC再結成は、絶対に無いとは言えない”

 

 

コリン:”一人でレコーディングするのは気が滅入る孤独な作業。誰かと一緒にやる方が楽しいし意見交換できる” テリー”コリンに一緒にやろうと強く押されて一緒に組むことに。幼馴染の彼との息はぴったり”

 

あと3日間、このアーカイブにアクセス可能です。コリンの家でのインタビュー。彼とテリーの生の声を聞きたい方はどうぞ。1時間という長いインタビューなので、全部書き起こせませんが、ほんのわずか一部(最初の部分と、途中の一部)を訳しました。

http://www.bbc.co.uk/programmes/p05q465b

 

 EP制作のアイデアはどうやって出てきたのか?

 

Colin:

分からない。レコーディングしたい気持ちから出てきたのだと思う。その気持ちはずっと失われていなかった。レコーディングしたくて、アイデアが出てきた。みんなが興味を持ってくれるような音楽を作れないかなと。21の時から僕らはレコーディングしてきてるからね。自分が死ぬ時は、ヘッドホンを掛けた姿で発見されると思うな(笑)。本当に理由はそれ。

 

XTCは10年くらいバンド活動停止をしている。今回あなたたち二人が再び一緒に音楽をやることになったきっかけは?電話を掛けたとか?

 

Terry:オーストラリアから(僕の式ではないが)結婚式に参加するために2週間くらい戻ってきた。これまでも定期的にイギリスには里帰りしており、メンバーにも会っている。今回のタイミングでコリーと再会することになった。約16年会っていなかったから、大イベントだったわけ(笑)。今まで会わなかった間、お互いどうしていたかを語り合い、ビールグラスを片手に(笑)。

 

Colin: 白い馬のアフィントンの丘のふもとの結構

上等なパブで飲んだ。僕らにふさわしい場所。XTCレコードを知っていれば分かるよね?当然、その晩は、二人ともすごい酔っ払った(笑)。レコードを作ろうと思ってるんだけどと話を持ちかけた。目的が明確になったわけ。

 

多くのバンドはそうやって結成するんですよね。パブでワイワイ飲んでいて”おい、一緒にバンドやろうぜ!”って。

 

Terry: 実は、元をたどると、バンドの結成も(バーで飲んでいて)そうやって作られた。最初にバンド結成した元の場所に戻るべきだろ。

 

レコーディングはここ地元でやったんですよね。

 

Colin:レコーディングは自分の家でやった。レコーディング費用は、XTC時代に掛けた費用には足下も及ばないけど。あの頃は15万ポンド(2千万円以上)、あるいはもっと掛けてたからね。かなり少ない予算だけど、だからってレコーディング出来ないわけでは無いから。今はレコーディング費も過去数年でだいぶ安くなってきてる。デジタルや、かなり手頃にできる。

 

 作曲について。今回の曲は、しばらく頭にあったものですか?それとも、突然、作り始めた?

 

Colin: 数曲は、しばらく頭にあったものだね。Scatter Meはリードトラックだけど、5月に書いて、10月にレコーディングしたから、急いで出来た曲と言えるね。

 

しばらくやめてた作曲を再開して、どんな気持ちですか?

 

Colin: うーん、まあ、奇妙な感じ。やりたかったのは…だって、一人でレコーディングするのは気が滅入ってね。孤独な作業だから。そこに、TC(テリー)が現れて、”ねえ、もしかしたら一緒にできるんじゃないか”と。その方がもっと楽しいし、お互いに意見交換しあえるし。最高だね。コラボになって。バンド名は名前を何にしようか?って。

 

難しいですよね。バンド名は。

 

Colin: TC&Iの、テリーチャンバーズだから”TC”。それを違うアングルから見ると、XTCのXがつけられるけど、XTCという名前は使えない。それで、TC(テリーチャンバーズ)と僕ってことで、僕は ”I” になろうって(笑)。

 

Colinと再びスタジオでコリンと一緒にやって、このような音楽を作るのはどんな感じですか?

 

Terry: すごくラク。コリンとは17歳の頃からずっと一緒にやってきたから。多分(自分がバンドを去った後の)一緒にやらなかった時期の方がその二倍長いだろうけど、バンドの初期の頃、コリンとプレイするのは非常に楽だった。自分のことをよく分かってくれてるし、過去に共に経験を積んできた相手だから、ドラムセットのイスにゆったり座って演奏するのは本当にラクだった。新しい相手と一緒にやるのに比べてね。今はそんなのやる気はないけど。コリンにはかなり強く説得されたからね(笑)。僕らはピッタリ息が合ってると思う。

 

Colin:思うに、二人とも同じ年に生まれたし、しかも、生まれた家が1マイル以内で、同じ街で。環境的なシンクロニシティ共時性)みたいなものなんだと思う。お互いから近い距離で、数ヶ月違いで生まれたのだからね。僕がベースの1音を出すとテリーの足がキックドラムにスッと置かれるという感じ。

 

省略:

 

(49:00のところ)

 

XTCの再結成の可能性は?それとも既に過去?

 

Colin: 可能性は低い。それぞれ違う方向性を選んでるし。ずっと敵意が残ってるし。バラバラになったバンドに付きもの。再結成が実現するとは思えない。ただ、”Never say never (絶対に無いとは言えない、何だって起こりうる)”と言う言葉があるよね?