XTC Best Band Ever

XTC is the best band ever. Period.

【あのユルユルXTCカバー奏者うずららいだーさんに突撃インタビュー】うずらさん「アンディ・パートリッジは天才です。誰も真似できません!(キリリッ)」「XTCのカバーやっていると、変な曲でもマジックでポップにしちゃったりでいつもビックリさせられます!」

XTCカバー奏者うずららいだーさんに突撃インタビュー

 

アンディ・パートリッジは天才です。誰も真似できません!(キリリッ)」「XTCのカバーやっていると、変な曲でもマジックでポップにしちゃったりでいつもビックリさせられます!

 

幾つものゆるゆる楽しいXTCカバーをされているうずららいだー‏@uzuriderさんのメロディオンカバーとプロのイラストレーターで何度かXTCのイラストを提供してくださっているkeyboze(@keyura3)さんの素敵なアニメーションの夢のコラボレーションが実現!しかもあの名曲Garden of Earthly Delightsです! お二人ともアンディ・パートリッジ(XTC@xtcfans)をフォローしていて、私ともXTCのツイートで出合ったとても素敵な方々です。

 

今日は、昨年からずっとゆる~いオーラのカバーで私たちを魅了し続けているうずららいだーさんに突撃インタビューしてみました!

 

最新のXTCカバー

Garden of Earthly Delights/Melodion Cover (Animation by keyboze, music by monks0108(uzurider))

www.youtube.com

 

うずらさんのTwitter: https://twitter.com/uzurider

 

うずららいだーさん:突撃インタビュー】

 

Miko: まず、素朴な質問から。うずらさんは、何故XTCのカバーをしているんですか?

 

うずらさん:好きだからです。複雑に聴こえるのに意外とシンプルだったり、変な曲でもマジックでポップにしちゃったりいつもビックリさせられます。

 

Miko:なるほど。カバーする時に曲を解体すると中身の複雑さが本当に良くわかるんでしょうね。うずらさんのカバーは昨年からずっと聴かせていただいていますが、どれも楽しいです。ところで、XTCの曲をカバーしようと思ったきっかけは何なんでしょう?また、苦労した曲はなんですか?

 

うずらさん:慣れない録音環境で、練習として好きな曲(Living Through Another Cuba)でも録音してみようと思ったところが始まりです。好きな曲にどんどん音を重ねていくのが楽しくて、ハマってしまいました。一番苦労したのはkeybozeさんと昨夜完成させたてのGarden Of Earthly Delightsかもしれません。keybozeさんに決めていただいた曲で、トリッキーな曲だったのでちょっと不安もありましたが賑やかしく完成出来ました。

 

Miko: ギャー!!(一瞬失神状態)その歌大好きなんです!!1か月以上前にうずらさんがDM

でこっそり「今密かにkeybozeさんと、アニメーションとカバーを合わせたものを作る計画中」と教えてくださったので、大興奮したんですが、まさかこの歌をカバーしてくださったとは!! 後程YouTube拝見させていただきます!うずらさん、keyboze様、ありがとうございます!!!

 

うずらさん:是非見てみてください!keybozeさんのXTC愛たっぷりです!

 

Miko: ところで、XTCのカバーを聴くとただならぬ工夫があるようですが、どのパートにどの楽器が最も適切なのかを考えに考え抜いた結果なのか、または、曲を聴くと「このパートはあの楽器だな」と自然に頭に浮かんだ結果ですか?

 

うずらさん:結構適当に選んでしまいます。技術的に無理で妥協することもしょっちゅうです。部屋がグチャグチャ過ぎて目当ての楽器が見つからなかったりもしますし。。始めはあまり明確にイメージせずに色々鳴らしながら考えます。

 

Miko: 私は下手ッピなピアノ以外は楽器が全くダメなのでカバーなんて出来ないんですけど、XTCの曲は私のような素人から見ても非常に複雑怪奇(?)な分けわからんコード進行とか天才過ぎる曲構成とかあって、カバーするのってすごくシンドーそうなんです。一体、カバー曲を完成させるのにどのくらい時間(何日?)が掛かるんですか?

 

うずらさん:長くやるとバテてしまうので、録音自体は大体数時間で一気にやります。フルコーラスも出来れば日を跨がずに完成させたい。。複雑怪奇なコードが多いのでベースから取っていき、そこからコードを解いて、メロディをとって、使いたい楽器を適当に鳴らしたおしたら完成させます。

 

Miko: うずらさんのゆるゆるXTCカバーは永遠に続くんでしょうか?(そう期待させてもらっています!!)

 

うずらさん:頻度は分かりませんが指が動く限りはやりたいです。

 

Miko:うずらさんのキーワードは「ゆるゆる」ですが、たまには「バリバリ」というか、「ギチギチ」な音楽をやりたいと思いますか?

 

うずらさん:やりたいです。ただ、ハイテクな機械を操るのが苦手で、ギターが好きです。たまには、なんちゃってメタル早弾きはストレス発散によくやります。

 

Miko: メタルギンギンのうずらさん。。。。(笑)ちょっと想像もつきません!ギターがお好きということで、お気に入りのアコースティックギターエレキギターのメーカーは?

 

うずらさん:特にメーカーに対する拘りないですが、古い国産ギターにはトキメキます。アンディが日本製ギターが好きなのは嬉しいです。

 

Miko:デイブ・グレゴリーのギターについては?

 

うずらさん:ポップでロックでオタクな素敵なギタリストです。彼のカバーアルバムを聴くと如何に変態な研究家かがよく分かります。僕の大好きなジミヘンへの愛情も物凄いです。デイブの演奏するall along the watchtower(XTCもカバーした曲)は究極的ジミヘン完全コピーです。音は勿論ミックスまで完璧!

 

Miko: ドラムとか、ヴォーカルはされないんですか?

 

うずらさん:ドラムは出来ません!五分も叩いたらバテると思います。ヴォーカルはたまにやりたくなります。

 

Miko: デイブの話が出た所で、コリンについては?

 

うずらさん:歌もベースもとにかく良いメロディ!凄いメロディメーカーです。ライブでもグイグイ前に出て、アレンジしまくって演奏するアンディと落ち着いてしっかりと演奏するコリンのコントラストがとても良いですよね。

 

Miko: 全く、同感。あんなに性格が異なる二人が良く30年+以上一緒に音楽やっていましたよね。逆に言うと、性格がまったく正反対だったからうまくいったのでしょうね。時々うずらさんがTwitterでアップしてくださる色とりどりの可愛い楽器やカッコいい楽器のコレクションの写真を見ると子供の頃デパートのオモチャ売り場に行ってカラフルなおもちゃに囲まれて眩暈がしそうなほどウキウキした事を思い出します。うずらさんが心底楽しんで楽器を集めていらっしゃるのがわかります。実際、何台くらいあるのでしょうか?また気に入っている楽器は?

 

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うずらさん:変な物(?)まで入れると結構な数あります。まだまだ楽器は欲しいです。部屋のあらゆるとこにおいちゃうので、ヒンシュクかいまくりですが・・・カバーを始めてからはメロディオン(鍵盤ハーモニカ)にメロメロです。こんな物まで作っちゃうほどです。

 

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A†C_1~1.JPG(“使う楽器で難しいのはアコーディオンです。ボタンの数とか、数えきれないくらいあります”)

 

Miko: 楽しそう!私なんか演奏も出来ないのに思わず手に取りたくなります!ところで、ずばりXTCのベストスリーは?ベスト5でもいいですッ!

 

うずらさん:ベスト三は難しいですがブラックシーの冒頭三曲の流れが一番好きです。あのアルバムの流れは美しい!曲単体では日々変化します。

 

Miko:うずらさんがXTCにハマったきっかけは?

 

うずらさん:ギタリスト名鑑という本にアンディが載っていて、写真がクールだったからかも。ちなみにこのアンディが着てるジャケットは僕の宝のアレなんです!

 

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Miko: あッ!!アレですねええ!!(Apple Venus Volume1の中ジャケットでアンディが着ている革ジャン)アンディと言えば、アンディからTwitterXTCカバーに対する素晴らしいコメントをいただいた時はどんな心境でしたか?

 

うずらさん:有頂天でした!

 

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Miko: 私もあの時は感激で泣きました。アンディって私たちファンに優しいですよね! ところで、XTCのアルバムで好きなのは?ナゼ?

 

うずらさん:優しいですね。ベストソングでも出したブラックシーです。記憶消してまたあの衝撃を受けたいくらいです。

 

Miko: おおおお!ファンタスティック!気が合いますね!まったく同じです。青春時代にブラックシーで初めてXTCのエクスタシー光線を浴びてしまいました。あの1曲目のイントロのギターの出だしがあまりにも衝撃的でした。まるでギターでガッツーンと頭をかち割られた感じでした。その後、海外移住して、このアルバムの事をすっかり忘れ、長い間聴いていなかったのですが、2年前にいきなり聴いて再衝撃を受けました。だから、私の場合、ラッキーな事に、本当に記憶が消えてまた衝撃を受けることが出来ました!おかげさまで、それ以来、ご存じのように、私の人生の歯車が狂いだしたのでした(涙)+(笑)!(アンディって罪な男やわ。。。)

 

うずらさん:あのアルバムは本当に傑作ですよね。あのギャンとしたギターサウンドは歴史的です。人生の歯車が狂っただなんて・・・・(笑)僕らXTCファンはとても感謝しております。(笑)海外アーティストの情報や発言をあんなマメにピックアップして発信してくださる方は日本中探してもいないと思います。しかも完全な無償で!

 

MIKO:何の取り柄もないもので、そんな嬉しいことを言ってくださってありがとうございます。あまり褒められると調子に乗って羽目を外し周りに迷惑掛ける人間なんで要注意ですヨ(笑)。ところで、アンディの曲で一番たまらんと思われる曲、コリンの曲で一番たまらんと思われる曲は?

 

うずらさん:今日の気分はアンディの曲ではEaster Theatre、コリンの方はFrivolous Tonightです。今イヤホンからアップルビーナスが流れています。

 

Miko: ホリー・パートリッジは可愛いと思いますか?

 

うずらさん:若い頃のアンディに似てますよね。(割とあっさりなお答え。)

 

Miko:おおおっと、忘れちゃあかんッ!大事な元メンバー、ビューティフルリズミックヴァイオレンスとアンディが賛嘆してるテリーのドラムと、変態オタク天才キーボーリストのバリーについてはどう思われますか?

 

うずらさん:バリーは音が面白くて大好きです。 最近ではモンストランスを聴いて感動しました。自己主張が激しい若かった二人が渋い大人になって、改めて音で会話するような。素敵な音楽でした。続編が出て欲しいです。 テリーは気持ちの良いドラマーですよね。パワー、キレがあって大好きです。

 

Miko: 同感ですわ。ところで、私もゆるゆるおっとりタイプで、滅多に怒らないんですけど、怒ると恐いです(笑)。うずらさんもおっとりしていらっしゃる感じですが怒る事あるんですか?怒るとどうなるんですか?

 

うずらさん:怒ると恐そうなイメージがあります・・・(笑)僕はお酒を飲むと笑ってるのでイライラする時は飲みます。

 

Miko: うずらさんのイラストやアートも大好きなんですが、お好きな芸術家は?

 

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うずらさん:映画監督ですがティムバートンの絵はよく真似していました。あと永井豪です。永井豪の影響で、かつて僕の描く人は全てモミアゲが直角に曲がって尖っていました。

 

Miko: ああ!バートンさんは私も割もマニアです!ところで、ライブとか観に行きますか?最近観たアーチストで最高だったアーチストは?

 

うずらさん:へぇ!バートン話を始めると脱線し過ぎそうなのでまたいつか・・・ライブは結構行きます。下山がカッコいいです!凄まじい勢いです!

 

Miko: ええ、バートンの話を始めると知らないうちにジョニーデップの話題に移行しそこから何故エドワードシザーハンドが素晴らしいかについての永遠なる解説へと変貌を遂げる傾向がありますので止めた方が身のためです。脱線しないうちに、次の質問に。是非、お聞きしたいのは、うずらさんが自分の師と仰ぐ音楽家はどなたなのか?(私に気を使って“アンディ・パートリッジ”とお答えしなくても良いですヨ)

 

うずらさん:ジョンフルシアンテ、アンディ、ジミヘン、スクエアプシャー、フランクザッパ、山本精一は別格です。

 

Miko: やはり、アンディも師匠なんですね!嬉しいです。それでは、最も重要な質問です。(真剣オーラ)アンディ・パートリッジは天才だと思われますか?理由は?(キリッ)

 

うずらさん:(真剣オーラ)天才です。誰も真似できません!(キリリッ)。

 

Miko: 最後の最後に、何故、私たちはこんなにXTCが好きなんでしょう?

 

うずらさん:聞かなくても!

 

Miko: ヒヒヒヒ。

 

うずらさん、楽しいインタビュー有難うございました!